4月のお茶会(お茶とクリスタルボウルの関係)

春うららかな今日、毎月楽しみにしているお茶会に参加してきました。
この会で出されるのものは、まず買うことのできない、最高品質のお茶ばかりです。
今回はインド紅茶のダージリンから始まりました。

 

普通はティーポットで淹れるのでしょうが、ここでは蓋碗という蓋つきの茶器で中国紅茶式に淹れます。そのほうが香りも味も角がとれ、渋みが和らいで甘味が増し、しかも何煎も愉しめます。
華やかなヨーロッパ風ティーセットとは無縁の地味な飲み方ですが、このほうが茶葉はその素晴らしさを惜しむことなく発揮します。

最高品質のダージリンは極楽の花園を思わせる高貴な香りに深みのある甘露の甘さ、それでいて押しつけがましい主張は一切なく、角のない輪郭のない、自然にしみわたっていくようなさり気なさで、他のダージリンにはない品格を感じました。そして何煎も何煎も淹れましたが、最後まで衰えることはありませんでした。

 

次は中国緑茶、「天湖雲螺」です。緑茶の「古典」といわれるそうです。

私は緑茶の、飲むと体内の氣がきゅーっと収縮してくる感じがとても好きです。そして今まで頂いたそれぞれ最高の緑茶は、意識の氣のほうは天まであげてくれ、まさに「羽化登仙」(うかとうせん・羽がはえて仙人となって天に登っていく・茶のことをうたった有名な漢詩にある表現)の気分となり、陶酔しました。

ところが今日の緑茶には天に昇るような華やかさや繊細さはあまり感じられず、どんどん自分の内面に、そしてむしろ地に入りこんでいくように感じました。そして収縮する力は抜き出ていました。
素朴だけれども雑ではない、素直だけれども単純ではない、派手さはないけれどしっかりとした印象を残す骨太な茶で、とても私好みでした。

 

(この表現はそのまま、クラシックフロストタイプのクリスタルボウルにも当てはまる気がします。)

 

そして台湾烏龍茶の「三層平烏龍」。これもまた香りたかく味ふかく、素晴らしいお茶でした。

 

締めはかならず、福建省は武夷山幔亭製の岩茶です。今日は「金柳条」という岩茶でした。

私が毎日欠かさず楽しんでいる、この天地人からの贈り物である岩茶、いずれ詳しく書こうと思っています。

 

私が岩茶と出会い、日常ほぼこればかりを飲み続けるようになってから約11年が経ちました。

お茶とクリスタルボウルは似ているような気がします。どちらもただ飲み続けるだけ、聴き鳴らし続けるだけでいつのまにか自然に意識が変わります。私の場合、お茶で天地の理を感じ人の素晴らしさを信じるようになり、クリスタルボウルで自分の本質に目覚めました。いえ、お茶の下地があったからこそクリスタルボウルに出会い、また出会ったときに飛び込む勇気と決断力を持てたのかもしれません。

どちらも一瞬で劇的な変化があったわけではありませんが、ただ楽しんでいるだけでいつのまにか楽に変わることができたという感じがあります。

 

ほんもののお茶とクリスタルボウル、私の持つクラシックフロストタイプのクリスタルボウルとは、やはりとても相性が良いそうです。私もかなり早い段階から、お茶とクリスタルボウルを同時に愉しめたら相乗効果で凄い効果があるのではないかと直感し、ずっと実現させたいと思っていました。

定期演奏会でも簡単に淹れた岩茶はお出ししておりますが、本格的な「工夫式」の淹れ方で岩茶をお出しできるのが、次回4月29日の「牡牛座新月のクリスタルボウル演奏会」です。ご興味を持たれましたら、どうぞお気軽にお問合せくださいませ。

 

今月もゆっくりとお茶を愉しめたということがとても嬉しく、そのお茶を作ってくれた天の氣と地の力、人の心に深く感謝しました。来月はどんなお茶に出会えるのか楽しみにしつつ、またひと月を丁寧に過ごしていこうと思います。

 

 

菓子「唐紅」と緑茶「天湖雲螺」
菓子「唐紅」と緑茶「天湖雲螺」

 

お読み頂きどうもありがとうございました。

皆さまも素晴らしい日々を送られますように。