第4回定期演奏会:音を描く

今日は、4日前に演奏スタイルががらりと変わってから初めての演奏会、第4回定期演奏会でした。

 

いつも通り心身を清め、クリスタルボウルを清め、丁寧に箱詰めしてから台車に積みます。

 


箱詰めされたクリスタルボウル



台車を押して電車に乗ると、かなり人目をひくようですが、いつもクリスタルボウルと出かけるのをとても楽しく感じているので、あまり気になりません。

 

会場に入るとすぐに設置を始めます。最初は手間どりましたが、もう慣れて、15分もあれば余裕でできるようになりました。今日はどんな演奏になるのか、いつもわくわくしながらセッティングします。

 


 

時間になると、演奏会を始めます。

 

今回は初めての方が多かったので、いつもよりじっくりと説明の時間をとりました。

 

それから演奏を始めます。実は演奏を始める前に、いつもこっそり感謝の意を捧げています。



今までの私の演奏は、「無為自然」に近かったのではないかと思っています。

 

何も考えず、ただクリスタルボウルの辺りに漂う氣の流れに任せるかのように、自動操縦のように身体を動かしていました。

 

それはそれでとても愉しく、そこそこ良い音も出ていたように思います。

 

でも前回の講習で私が学んだことは、一言でいえば、「音を描く」ことではないかと思っています。

 

まず「理想の音」というものを自分の中にしっかり持ちます。

 

しかし、実際にクリスタルボウルから出る音をただそれに合わせようとするのは、強引というものです。

 

実際に出てくる音とともに「理想の音」のところへと歩み、連れて行くような感覚でしょうか。

 

それは、たとえば2歳くらいの幼児をある場所まで歩かせていきたいとき、強引に引っ張っていくのではなく、幼児の「好きなところへ好きな速さで自分で歩いていきたい」という要求を満たしながら上手に誘導していくような、そんな感覚にも似ています。

 

つまり、「無為」でなくても「不自然」ではない、そんな感じでしょうか。

 

また別の言い方をすれば、ある仏師が、自分は仏像を創りだすのではなく、木材の中に既にいる仏様の輪郭線を露にするだけだ、と言っておられましたが、そんな感覚にも似ています。

 

それぞれのクリスタルボウルの音に内在する「理想の音」を発見し、「実際に出る音」をその形に描いていく、そんな感じでしょうか。

 

無為自然に音を奏でるというある種受動的な愉しみに、「音を描いていく」という能動的な愉しみが加わってきたようです。

 

クリスタルボウルの音は、そのまま、人生の生き方を表すそうです。

 

私は一時期、老荘思想に傾倒したこともあり、「無為自然」という考え方が好きです。

 

すべては天の意のまま流れるままに、そうして自分の意志とはあまり関係なくしてこのクリスタルボウルの世界にも来ました。

 

そして、それでほんとうに良かったと思っています。

 

けれどもこれからは、私の生き方も変わってくるのかも知れません。

 

自分の「意志」というものを持ちながら、それを強引に押し出すのではなく、上手に天の意、運の巡りに沿わせていく、そんな「有為自然」とでもいうような生き方ができるようになるのかもしれません。

 

「無為自然」と「有為自然」、どちらがより優れているかというものではないと思いますが、今は「音を描く」ことをとても素晴らしく愉しく感じています。

 

「人生を描く」愉しみも味わえるようになるのかもしれません。

 

今日は少し難しい説明になってしまったでしょうか。

 

ともあれ、おかげ様で演奏会はつつがなく終えることができました。

 

今日の演奏、皆さまにはどのように感じて頂けたのでしょうか。

 

深くリラックスできた、何ともいえず心地よい音だった、などのご感想も頂き、とても嬉しく思いました。

 

今回も聴きにきてくださる方がいらしたことに深く感謝いたします。

 

お越しくださいました皆さま、ほんとうにどうもありがとうございました。

 

皆さまの上がった氣が明日以降も維持されて、素晴らしい日々を過ごされますように。



最後になりましたが、今日の心理カードは「外見」でした。

 

外見より内面だと思っているときには、かえってこのカードを引くことが多いようです。

 

理想論を言ってもやはり、外見で判断されることもある、それが現実なのでしょう。

 

外見ばかりを飾るのはどうかと思いますが、内面の充実ぶりが外見にも滲み出るようになればとても素敵なのではないかと思います。

 

自分の内面にすばらしいものがあるのなら、それをさり気なく漂わせるような、そんな外見を持てたら良いのではないでしょうか。

 

ファッションだけではなく、仕草や表情、物言いなどにも内面を少しだけ覗かせてみる、それがほんとうの「お洒落」というものかもしれません。

 

お読みいただきどうもありがとうございました。

 

皆さまが明日も素晴らしい一日を迎えられますように。