「離」の音:「決断」

またクリスタルボウルの音が変わりました。

 

今日は上級講座を受けてきたのですが、音を出し始めてすぐ、音が変わったと指摘されました。

実は自分ではよくわからないのですが、自分の心理状態が大きく変わってきているのは感じているので、さもありなんと思いました。

そして、今までとは全く違った奏法を教わりました。

前回の講座で習ったのが、自分の理想のイメージに音を自然に沿わせていくことだとしたら、今回習った奏法はもはや理想も意志もなく、つきつめれば「無」になるのではないか、そんな感じがしました。

 

「守・破・離」ということばがあります。

今までずっと習ってきた、基本の、ただクリスタルボウルに自然に沿うように奏でる方法が「守」とすれば、先月習った、自分の理想に意思を持って音を誘導していく方法が「破」でしょうか。

そして今回教わった奏法は、「離」だと思いました。

 

「守・破・離」はふつう、師から伝授された型を守り尽くし、それから型をあえて破り、最後に型を離れていくという意味で使われますから、相変わらず師の教えを守り続けている状態で使う言葉ではないのでしょうが、今日習った奏法は「離」だと感じました。

すべてのことから、自分の理想や意思はもちろん、自分やクリスタルボウルの存在からすら離れていく、そんな感じです。

そして矛盾するようですが、離れたところに真の一体感が生まれるような気もします。

 

前回の心理カード講座で、一瞬、「自分がない」という感じがし、「無」になったところに真の幸せを感じました。

真の一体感も、「離」になったところにあるのかもしれません。

 

おそらく心理カード講座や心理ワークショップなどで心について学んだからこそ、クリスタルボウルでもこの感覚が何となくつかめるまでになったのでしょう。

クリスタルボウルだけをやっていたのでは見えてこない世界だったと思います。

やはり大内式のクリスタルボウル演奏は、人間の心の理解と一体であり、人間心理への深い洞察があってこそのものだと改めて確信しました。

 

うまく説明できず、わかりにくい話になってしまったでしょうか。

 

さて、今日の心理カードは「決断」でした。

最近、私はとても大きなことを「決断」しました。

決断を下すまでには一応数日かけた体裁をとりましたが、後から振り返ってみると、実は一瞬で決めていたようです。

答えは一瞬で腹で決め、あとはその答えにたどりつく見通しを頭で確認するために、少し猶予をとった感じです。

到達点はもう決めているので、見通しも不思議なくらい、綱渡りではありますがうまく立っているようです。

 

それはまさに、「未来」を決めてしっかり見ていれば簡単に「障害」は乗り越えてしまう、その感覚と同じです。

見通しが立ってから「決断」するのではなく、「決断」すれば見通しが立つのかもしれません。

見通しをしっかり立ててからにしようとすると、なかなか冒険はできないでしょう。

人生、少しの「冒険」を試みるには、先に「決断」してしまうことが秘訣かもしれません。

 

もちろんその「冒険」は、ワクワクと楽しいことであるべきだと思います。

これが私の道、と思える道を進むとき、傍から困難な道に見えようともそれは楽しく、「決断」した未来にかならずたどり着けるのではと思っています。

 

どうしても決断できずに迷うとき、私は胸に手を当てて、どちらの未来がよりワクワクするかを想像します。

このときどちらが得だとか、よく思われるとか、経済的に有利だとかは極力考えないようにします。

そして頭での思考は脇において、ワクワクするほうに「決断」してしまいます。

そしてその決断した未来だけをしっかり見つめれば、あとは自ずから方法が、道が出来てくるのではないでしょうか。

そうすれば「障害」も簡単に乗り越えられるでしょう、いえ、実は「障害」など存在していないのかもしれません。

 

昨日は「案ずるより開心が易し」でしたが、今日は「案ずるより決断が易し」、そんな言葉が浮かびました。

 

お読みいただき、どうもありがとうございました。

皆さまが素晴らしい未来に向かって進まれますように。