「排出」

ここ数年、「デトックス」という言葉をよく見るようになりました。

それまでは栄養でもミネラルでも「摂り入れる」ことばかり謳われていて、不要なものを「排出」するという発想は結構画期的だったかもしれません。

それと同時に言われるようになったのが、「断捨離」でしょう。

これも、モノばかりを集めていた時代の反動でしょう。

それは、生活の「単純化」につながるような気がします。

もう宣伝に踊らされていろいろと「便利そうな」モノを揃える生活は見直して、本当に必要なものだけに囲まれてシンプルに生きることが理想となってきた、そんな時代になったのだと思います。

 

身体をデトックスして、モノを断捨離して、さて、心はどうでしょうか。

実は心のデトックスこそ、大切ではないのかと思っています。

 

社会で生きていくためには、我慢しなければならないことも多いでしょう。

特に怒りや不満などの「マイナス」といわれる感情はそれをストレートに出すと問題視されることが多く、内に秘めてこらえている人がほとんどなのではないでしょうか。

しかし、抑えた感情は、なくなりはしないのです。

それは心の中に溜まり、蓄積し、場合によっては身体の不調や病気になったり、あるいは爆発して周りと大きく衝突してしまったりします。

 

溜まった感情を「排出」すること、心のデトックスが、これからは大切になるのではないでしょうか。

「排出」のしかたはいろいろあり、それぞれ適したタイプがあると思います。

運動で汗とともに「排出」するのが有効な人もいます。

またカラオケなどで、ストレートに出せない感情を歌詞にのせて思い切り声を出すのもとても良いでしょう。

泣ける映画を観て思い切り泣くのも、悲しみの感情を排出する良い方法だと思います。

 

私の場合はおそらくクラシック音楽で、溜まった「マイナス」の感情を排出していると思います。

自分でピアノなど弾くことではもちろんですが、聴くだけでもできている気がします。

音の響きに感情を揺さぶられるとき、いつもは押し込めている自分のかなしみややるせなさに気づき、鳩尾=感情の第3チャクラがはげしく動くのを感じ、時に涙すら出てきます。

それがデトックスに、「排出」になっているのだと思います。

もちろんプラスの感情、生きている歓びや感謝の気持ちを強めることもできます。

 

真の芸術というものは、「マイナス」の感情を排出し、「プラス」の感情を強める、そういうものではないでしょうか。

 

そして誰にでも共通して有効な心のデトックス方が、やはりカウンセリングなのではないかと思います。

少し前までは「カウンセリング」などというものはある種「異常」な人が行くものだと思われており、カウンセリングに通うなどということは隠しておかなければならないというような風潮もありました。

最近はようやく認識が変わってきていて、それほど恥ずかしくは思われなくなってきたように感じます。

けれどももっと日常的に、もっとカジュアルに皆がカウンセリングを利用するようになると、もっと心のデトックスが進み、もっともっと楽に生きられるようになるのではないかと思っています。

いつでもどこでも気軽にカウンセリング、そしてヒーリングを、それが私の目指すひとつの姿でもあります。

 

そして私もそれが出来るようになるために、更に更にカウンセラーとしての腕を上げたいと、強く思っているのです。

 

お読みいただきどうもありがとうございました。

皆さまも溜まったものを上手に「排出」して、毎日を楽に楽しく過ごされますように。