人間心理と運と脳:「中心」

昨日は「ヒーリング心理ワークショップ」で、「脳科学からみた潜在意識、5種の攻撃、ジョハリの窓」というテーマを学びました。

潜在意識を扱う学問は世に多いけれど、表面意識をどう「意識」して変えるのか教えてくれるものは少ないそうで、まず潜在意識と記憶のメカニズムを学び、それが表面意識にどう影響してくるのか、そのときどうすれば「解決」できて変わることができるのかを考えていきました。

そして、「解決」にならないパターンの代表例としての「攻撃」とその正体について学び、「ジョハリの窓」という理論を踏まえたなかなか面白いワークをして、最後はいつものようにクリスタルボウルヒーリングで終わりました。

今回も学びと氣づきが多く、とても有意義な時間となりました。

 

そして今日は、陰陽五行の師範向け講座「中伝」でした。

鑑定書の書き方を再確認したり、サッカーワールドカップの結果を監督や選手の運勢からみて納得してみたりと、今回も内容の濃い講座でしたが、特に印象的だったのは、人の心理と運の関係です。

改めて、「時」の重要性を再認識しました。

陰陽五行的に考えると、「時」の気配や空気などといったものは人間の心身に影響を与えますので、当然、「時」が変われば人の心理は変わるのです。

たとえば結婚も、「時」の気配に影響されて自分の心が「結婚したい」気分になったときにするのであり、「相性」よりもその「タイミング」が合うかどうかで決まるほうが大きいようです。

けれども何らかでその「タイミング」を外してしまえば結婚はなく、逆になかなか決まらない場合でも「時」が変われば心境が変わり、「時」を待っただけでうまくいってしまったりするものだそうです。

事実、結婚の時期はほぼ例外なく、運のタイミング通りだそうです。

 

その他のことでも、いやに強気で悩まされてきた相手でも運が変化したとたんおとなしくなったり、また逆に今まで従順だった人に追い風の運がきていきなり独立を宣言したり、ということもあるそうです。

いろいろな実例を学んで改めて思ったことは、「時」を待つのが最高の解決法の場合もあるということ、また、変わるべきときに変わらないと運の波に乗れずに余分に苦労するので、変わるときはその「時」を逃さず積極的に変わるべし、ということでした。

 

さらにその後、脳神経外科の医師による講座、「脳を強くする。~認知症のこと~」にも出席してきました。

 

ここでは脳科学からみた「記憶のメカニズム」をざっと学び(また後日、これをじっくり学べる講座も開かれるそうです)、それからいま「認知症」といわれている症状について、それはどのようなものなのか、またそのときどんな脳になっているのか、予防法はあるのか、どんなケアが有効なのかを学びました。

そして印象的だったのは、次のことです。

 

認知症の人の心理、体験している世界をまとめると、次の4つになるそうです。

1・「わからないこと」の連続なので、不安と混乱を感じる。

2・家事や仕事を失敗するので、自尊心を喪失する。

3・現実の世界についていけないので、焦燥や恐怖を感じる。

4・自分自身が壊れていくので、強い恐怖を感じる。

 

このことから、認知症ケアの基本はまず、次の5つの欲求を認めることだそうです。

1・愛情(きずな)

2・包含性(受容性)

3・没頭性(役割意識)

4・その人らしさ(物語性)

5・慰め(安定性)

そしてこの5つのうち1つが安定すると、他に波及する効果があるのだそうです。

 

「認知症」と呼ばれる症状が出てきて、まさに「自分が壊れて」しまいそうな時に必要となるこれらのことは、実はそのまま、人間の真の望みだといえるのではないでしょうか。

印象的だったのは3の「没頭性」で、これは「誰かの役に立ちたい」ということです。

人間は自分が壊れてきてもなお、人の役に立ちたいという望みをもっているのだそうです。

1の「愛情」も誰かと結びつき、関係を持っていたいということであり、2の「包含性」も誰かと共感したい、共にいたいということであり、やはり人間には他者が必要なのだと再認識しました。

「認知症」だろうが「健常者」だろうが、これはまったく同じことだろうと思います。

 

どれか1つが安定すると、他も安定してくるのだそうです。

ということは、「誰かの役に立ちたい」一心で生きていると、自然と愛情にも恵まれ、共にいる仲間もでき、自分らしくなれて、安定して心穏やかに暮らせるということではないでしょうか。

もちろん、他の「1つ」を採ってもよいのですが。

「誰かの役に立ちたい」思いが結局は自分のためになる、「情けは人の為ならず」というのはこういうことなのだろうかと改めて思い、人間はやはり「愛」の存在なのだと思ったのです。

だって自分が壊れてもなお、「人の役に立つ自分」でありたいのですから。

 

奇しくも人間心理を、心理学から、運から、脳科学から集中的に学ぶことができた2日間でした。

 

さて、今日の心理セラピーカードは「中心」でした。

「自分らしさ」の「中心」は何なのか、しっかり認知しておく必要を感じます。

壊れてもなお壊されないものがあるとすれば、それは何なのでしょうか。

それに気がついたら、それを自分の「中心」として、そこだけは大切にしていくとぶれにくくなるのではないでしょうか。

 

最後まで守りたいもの、譲れないもの、時おり考えて意識しておこうと思いました。

 

今日も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

皆さまもいつまでも、ご自分らしく、日々を過ごされますように。