「視野」

最近、また「体癖」というものを考えるようになりました。

 

「体癖」というのは野口整体の考え方で、腰椎の特徴で人間をざっと10のタイプに分けて対応します。

5つの腰椎にそれぞれ「表」と「裏」があり、全部で10種になるのです。

腰椎1番タイプを「上下型」といい、1種と2種に分け、2番が「左右型」で3種と4種、飛んで5番が「前後型」で5種と6種、戻って3番が「捻れ型」で7種と8種、4番が「開閉型」で9種と10種です。

もちろんどれか1つの特徴だけを持っているわけではなく、たいていの人はこの中から3つくらいの特徴を併せ持っており、その組合せや割合で無数の個性ができるのです。

そのうち1つずつブログで紹介するかもしれません。

 

2つ前のブログ「外見」でも書いたように、わたしは4番閉型、「9種」と呼ばれる傾向を比較的強く持っています。

腰椎4番は骨盤を閉めて集注するときに焦点となるところなので、9種の特徴は良くも悪くも集注するところです。

そうです、「視野」を広く保つのは、決して得意ではありません。

 

今わたしが興味あることといえば、クリスタルボウルと心理セラピーカードと陰陽五行です。

もちろん他に興味のあることも決して少なくはないのですが、それらは「クリスタルボウルと心理セラピーカードと陰陽五行」の延長にあるものであり、この中心核がないと色褪せて感じられてしまうのです。

クリスタルボウルのある空間で暮らし、暇さえあればカードを引いたり命式の研究をしたり、イベントや交流を通してそれを広める方法を日々考える、そんな毎日に満足していたのですが、御縁でこの夏また、香港へ行くことになりました。

外国に行くのは冒険気分が味わえて結構好きなので、この世界に入る前だったら喜んで出かけたと思うのですが、クリスタルボウルやカウンセリングの世界にどっぷりと浸かってしまってからは、全然氣がのらないのです。

これは自分で「視野」を狭めているということなのか、と思いました。

 

何かが楽しくてそれに集中しているとき、それを中断されるようなできごとがあるのは決して嬉しくないでしょう。

けれどもそこは視点を変えて、「深めたいことを中断する」ではなく、「いったん置いて周りを見て視野を広げる」ときだと思えばよいかもしれません。

ひとつのものをじっと見つめつづけていると、目も疲れますし、新たな発見はやがて少なくなっていくでしょう。

けれどもいったん目を上げて、周りを見回して、できれば遠くも見れば目の緊張もほぐれ、その目でまた見つめれば新しい発見があるかもしれません。

 

そういえば、わたしは元ピアニストでヴァイオリニストでもあり(仕事は多くなかったのですが、ちゃんと音楽事務所に所属していました)、それらの楽器を弾くことも大好きなのですが、どうもそれほど熱心にはなれず、どうかすると半年くらい全く楽器に触らなかったりします。もちろんプロとしてはあるまじきことですし、褒めたものではありません。

ところがわたしだけかもしれないのですが、久しぶりでも意外と上手く弾けて、以前より上達したように感じることすらあるのです。

そんなはずはないとも言われるのですが、野口整体の先生はあり得ると仰っていました。

弾かない時期がそれなりに長いと、知らず知らず溜まっていた疲労が回復して癖が抜けることがあり、その結果上手になることは十分考えられるのだそうです。

 

閉型人間は特に、ひとつのことに集注して自ら視野を狭めていきがちですが、何かがたのしくてたまらないときもあえてそこから離れて違うものを見てみる、体験してみるというのも、たまには必要なことなのかもしれません。

そう考えれば氣がのらない旅行も与えられた素晴らしい機会に相違なく、いちどすっかり離れて大いに楽しんで、「視野」を思い切り広げてこようと思えるようになりました。

 

ところで実際の「視野」が広がると、例えば山頂から雄大に広がる景色を見たりすると、自然と呼吸器も広がり活性化します。

集注するときは知らず知らず息を詰めてしまいがちなので、呼吸器を活性化させて健やかに保つためにも、「視野」を広げることは実はとても大切なのです。

特に広い景色のない都会に住んでいる前後型(腰椎5番=呼吸器タイプ)の人の場合、折に触れ田舎の広い景色を眺めにいくのは健康を保つうえで意外と重要な働きをします。

この夏、わたしも「視野」を広げ、呼吸器を開放してきます。

皆さまも「視野」の広がることを、たとえば景色のよい山に行くなどされてはいかがでしょうか。

 

お読みいただきどうもありがとうございました。

この夏、皆さまも広い景色を、視野を楽しまれますように。