余韻

お茶もクリスタルボウルも、上質なものは余韻に違いが出るのかもしれません。



(ふたつ前の記事の続き)

さて、こちらは中国十大銘茶その一、西湖龍井(せいころんじん)です。
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上が機械で製茶されたもの。
下が伝統的な手作業で製茶されたもの。


この西湖龍井の最高級品2種の飲み比べがありました。

茶葉は全く同じで、製茶方法が違うだけです。



どこもそうですが、伝統的な手作業の後継者がめっきり減り、たとえ最高の茶葉でも茶師(製茶職人)が足らず、

機械に頼らざるを得なくなってきているそうです。



まず茶葉の香りからして違うことに、驚かされました。


機械製茶のほうが最初に香りを聞いたせいもあってか強く香り高く感じたのですが、

手製のほうは柔らかくたおやかで、
抵抗なく身体に入ってくるような心地良さがありました。


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こちらは手製のほうです


飲み比べてみると、機械製茶は味の輪郭がはっきりしていてわかりやすいのですが、どうも余韻に乏しいのです。




手作業のものは柔らかくぼかしたような輪郭のない味で、一瞬無味かと思うほど、


感覚を研ぎ澄ませないとわかりにくいのですが、



永遠(とわ)に続くようにすら思える余韻が何処までも時空を広がっていくのです。




余韻に包まれ幸せなひとときでした。




ふと、クリスタルボウルの微かな余韻を聞いた気がしました。



わたしがクリスタルボウルでいちばん好きなところは、その永遠に続くかのような余韻かもしれません。



しかし会心の余韻というのはそうそうあるものではなく、


まさに余韻を追うように、


わたしの求めていくところでもあるのです。




お茶もクリスタルボウルも、上質なものは余韻に違いが出るのかもしれないと、ふと思ったのでした。



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