大阪ツアー(その3・ワークとマキアヴェッリの「道」)

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大阪城への散歩から帰り、朝のコーヒーを飲み、いよいよ今回のメインイベントの準備です。

まず午前中は、師匠の「心理ワークショップ」に参加しました。


大阪特別編のテーマは、「豊かにならないメカニズム」、

「豊かになる」は良く聞きますが、敢えて、「ならない」です。


こういう言い方は、それはマイナス志向だとか、かえって不安を招くとか思われることもありますが、

そんなことはなく、むしろとても大切なことだと思います。



「君主論」で有名なニッコロ・マキアヴェッリ、彼はその中でこう書いています。

「天国へ行く最も確実な方法は、地獄へ行く道を熟知することだ。」

一理あるのではないでしょうか。


(余談ですが、わたしはマキアヴェッリがかなり好きです。時に冷たいまでの現実主義者と見なされることもあるようですが、どうやら彼自身は理想主義者といってもよいくらい誠実な人物だったようです。)



成長するということは、危険を知ることでもあります。

身の危険のみならず、心の危険のことも、「マイナス」と言われることを知るのもとても大切。


「マイナス」とされることを「見ないことにする」と、

どうしても現実離れしてフワフワしてしまいように思えてならないのです。



以下ワークショップの内容ですが、わたし個人の主観がかなり入っています。



「豊かになる」ほうのメカニズムは、いろいろなところで言われていますが、

言われてみれば納得の「当然のこと」でもあります。



つまり「豊かにならない」のは、その「当然のこと」ができていないから。

もしかすると、したくないから。




けれどもほんとうに、それは自分の望んでいる「豊かさ」なのだろうか。

いつの間にか他人の価値観で「他人の人生」を、「他人の豊かさ」を求めて生きてはいないだろうか。



しかもそれは実は「他人の豊かさ」ですらなく、

「自分が他人の豊かさだと思い込んでいる」ファンタジーに過ぎないのではないか。



そんなところを紐解いていきました。



さて、そんな「豊かにならない」、つまり自分にとっての「ほんとうの」豊かさを求めていない状態を脱したいのなら、

「知らない道」

をとることだそうです。



「知っている道」、それはいつもの道であり安心ですが、行き先もいつもと同じ。

「知らない道」、それは未知で不安もありますが、それこそが違う行き先へと続いている道なのです。



誰にとっても絶対の「地獄」など存在しないのです。

あなたの行きたくないところ、そこがすなわち、あなただけの、「心の地獄」。


例え他人からは天国に見えようとも、どんなに違うという理由を探そうとも、あなたにとってそこは紛れもなく「地獄」。


あなたはもう、「地獄へ行く道」を熟知しているではありませんか!



あと必要なのは、違う道へ行く「きっかけ」のみです。



その「きっかけ」となり得るのが、わたしの考えでは芸術。

だから真の芸術とは、人の心の深いところを動かすものだと、わたしは思っているのです。



表面的な「感動」は、もうたくさんなのです!



その心の深いところを動かす「芸術」のひとつが、クリスタルボウル。

いえ、クリスタルボウルなら何でも真の「芸術」に値するのかどうか、わたしは知りませんが。



しかし1年と少し前、まさにまったく「知らない道」であったこの世界に入ってから

わたしの人生は確実に「豊かさ」を増してきているようです。



実は「豊かになりたい」などと全く思っていないことが、このワークショップでよくわかったのに。



そう、わたしは「豊かさ」を追求したくなどないのです。

ただ、自分の信じた道をひたすら進みたい。

「豊か」かどうか何て考える暇は要らない。



そして人生最期のときに振り返って「豊かだった」ことに気づけたら、

実に幸せな一生だったと思い、

心から満足するのではないでしょうか。




「豊かさ」は求めるものではなく、気づくもの。

いま「豊かさ」を求めるつもりがないということは、つまり今すでに「豊か」であるという何よりの証拠かもしれません。





以上、おそらくわたし独自の視点からの、ワークショップ感想でした。


次回はいよいよクリスタルボウル演奏会に続きます。