茶に近づくとは〜その4「極品肉桂〜月より降りてくる香り」

(前回の続き 
 前回の記事はこちらです

 その1 「滇紅~華やかな紅牡丹を思わせる献上茶」

 その2 「奇曲~スケールの大きなロマンの茶」

 その3 「鉄観音~百花繚乱の華やかさに酔いしれて」


さて、いよいよ岩茶「極品肉桂」です。


「肉桂」というのは古い中国語で金木犀のことであり

この種類の岩茶は広くつくられていますが、

この劉さん製茶のものはその中で唯一、「極品」と冠することを許された
特別なものなのです。


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まだ乾いた茶葉の状態でも、かすかに、
えもいわれぬ独特の香りが隠されています。


中国では月には金木犀が生えているという言い伝えがあり、

金木犀の香りは「月より降りてくる」と表現されます。



9月の十五夜のときにこのお茶のことと、
中国の月についての神話をご紹介しております。


もし中国文化や神話にご興味がありましたら、
ぜひこちらも参考になさってください。

「月より降りてくる香り」



そういえば、明日は満月ですね。
金木犀の香りは降りてくるでしょうか。



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ところで、タイトルになっている

「茶に近づく」

ですが、


この言葉はこの日、主催のS先生が使われた表現です。



わたしは岩茶とクリスタルボウルはとても良く似ていると思い

ご一緒に愉しまれることをご提案させて頂いているのですが、


その似ているところというのは
どちらも単純なゆえに

淹れる人(奏者)の心がそのまま表れてしまう

というところです。



この「心」というのは
いわゆる「善人」であるべしということではなく、


「茶やクリスタルボウルに対しての謙虚な姿勢」

に近いのではないかとわたしは考えています。



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さて、S先生の仰るには

「茶を自分に近づけようとすると茶の真価は発揮されない。

茶に、自分が、近づいてこそなのだ」


ということでした。




わたしの自分なりの解釈では、それが、

「謙虚さ」

ということなのだと思います。



主役は「わたし」ではなく、茶。
主役は「わたし」ではなく、クリスタルボウル。



わたしは茶に近づいて、茶の望み通りに淹れるだけ。

わたしはクリスタルボウルに近づいて、
クリスタルボウルの望み通りにたたき、回すだけ。



えもいわれぬ香りも
馥郁といた「岩韻」(がんいん~岩茶独特の味の表現)も

至福の響きも
身体と心にしみわたる極上の振動も



決して「わたし」のものではないのです。




それを忘れてあたかも「わたし」の技のように思ってしまうと

茶を
クリスタルボウルを

「自分に」近づけてしまうことになり、


茶の味には雑味が入り
クリスタルボウルの響きには濁りが生じる


そういうことではないでしょうか。




そして茶は淹れ飲み続けることによって、
クリスタルボウルは奏で感じ続けることによって、


だんだんとその感覚が体得できるようになるのだと実感しています。


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岩茶とクリスタルボウルという至高の組み合わせを

ひとりでも多くの方に味わって頂きたいと思っております。




12月22日月曜日15時~18時、冬至で新月の特別な日に

高田馬場駅からすぐのサロンで

「驚きの岩茶とくつろぎのクリスタルボウル」

を開催いたします。



すぐにご満席になるのでブログでは余りご紹介していないこの会ですが、

この日はまだご一席空いております。


御縁を感じられましたら、ぜひ、
こちらのホームページよりお気軽にお申し込み・お問い合わせをお願いいたします。

http://crystalsound33.jimdo.com/%E3%81%8A%E7%94%B3%E3%81%97%E8%BE%BC%E3%81%BF-%E3%81%8A%E5%95%8F%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B



また、次回の定期演奏会

「静寂に響くさきわいの音~第11回クリスタルボウル定期演奏会」
(12月23日(祝)9:30~11:30 大井町駅すぐ)

でも特別に「朝茶」として、
演奏前に工夫式で岩茶ご用意いたします。

お申し込みはこちらよりお願いいたします。
http://smart.reservestock.jp/event_form/index/50013



長い記事となりましたが、
お読みいただきどうもありがとうございました。