今日は「清明」:清明節と龍井茶

今日は二十四節気の

清明

です。



七十二候では

玄鳥(げんちょう・燕)至る


また中国では

桐始めて華(はなさく)


といいます。


春もたけなわですね。



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日本ではお茶の日といえば八十八夜でしょうが、

中国緑茶では清明節が重要な日になります。


今日は中国茶のお話です、



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浙江省杭州市、龍井の茶畑


清の宮廷では冬は普洱茶などの後発酵茶、夏は緑茶が好まれていたそうです。


特に清朝の最盛期の皇帝、乾隆帝は、西湖で有名な杭州の龍井茶を好んだとか。


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権力者は初物を好むもの、


龍井茶も清明節の前に摘まれた新芽のもの(「明前」)が、今でも最高級品です。



一日でも遅れると値がぐっと下がってしまうのだとか。





清の宮廷では清明節にその龍井茶を愉しんだそうです。



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北宋のみやこ開封を描いた中国風俗画の最高傑作「清明上河図」より



爽やかな香り高い龍井茶は清明節にぴったりですが、


当時遠い杭州から北京までそれに間に合うように届けるのはたいへんなことだったはずです。





摘んだそばから製茶し運搬し、人も馬も過労で倒れるもの多数だったとか。


役人は賄賂を懐に、こんなとき苦杯を舐めるのはいつも庶民、茶農家だったのです。







唐の時代、玄宗もかの楊貴妃のために茘枝を遠く広東から運ばせ、後には倒れた人馬が続いたとか。






「茶は権力者のものであってはならない」、


尊敬するS先生のことばを噛みしめながら、


ことしもまた新茶の頂けることを天地に感謝いたします。





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